おかべあさみのブログ

クラリネットを吹いています。アレクサンダー・テクニークの資格(ATI)を取るためSelf Quest Lab在籍。

感情と共に、いまなにを選ぶか。

アレクサンダー・テクニークを学んでいると、理にかなった身体の使い方、論理的な考え方の新しい選択肢がどんどん増えていきます。

そして何やらチャレンジ精神が出てきます。笑

 

そんな中、前々から考えていて、決めた「歯科矯正」。

まだ始めて1週間ほどですが、楽器を吹くときの口の筋肉、腕の筋肉、、、楽器を支えている身体全体のバランス。いろんなところに変化が起きてきたのがわかります。

もちろん覚悟はしていたものの、前にできていたことができなかったときもありました。なんとかリカバーしてできる日もあれば、できない日もある。

そこで湧いてきたのが「こわい」という感情でした。

 

自分の感情と身体全体に気づきながら、今なにを選ぶか。

「こわい」と思うと、あれよあれよと言う間に、元々もっていた身体や考え方の癖が出てきます。

でも、少し立ち止まってよく見てみると、外側は「こわい」でも、内側には元々あった「望み」と少しの「好奇心」も含んでいることに気づきました。

 

こわい。だけど、これは好奇心・望みを含んでいる"こわさ"。

・・・腑に落ちる事実でした。

元々、歯科矯正をして、マウスピースに当たる前歯の体積を増やして、支えを増やすのが目的。明確に言えば、今よりもいい音になりたいから。うまくなりたいから。

身体も心も、少し動けそうな余地が見つかりました。

 

ここで、"頭が動いて、身体全体がついていきながら"、

新しい動きや考え方のプランを選んで、やってみたらどうなるか?

あー!だめだ!やっぱりこわい!と思ったら、もちろん休んでもいいし、やめてもいいと思います。でもふーっと間をとって、また新しい意図をもって試してみる。それも選択肢です。

そんなことを繰り返しながら、少しずつ丁寧に時間をかけていくこと、できるところから向き合うことで、

少しずつ身体と考え方の感度レベルは成長していくのがわかりました。

新しいことにチャレンジしている自分にわざわざダメ出し大会をしなくても、つらい失敗からしか学べない・・・と思いこまなくても、得られる成長もあります。

わたしにとって、成長はどんなに小さくとも事実であり、自分の身体と心への信頼

だということを認識しました。

 

まだまだ、変化途中でなにが起こるかわからないのですが、

変わることは、価値のあることだと思えた出来事でした。

 

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・・・今、世界は未経験の事態にあります。

無常にも世界が激変していく中で、個人的にも体調や感情の浮き沈みの振れ幅は、なかなかなものだと日々気付かされます。。

そんな中で「変わるのがこわい」という感情は、自分の心身の状態(好奇心、望み)を知らせてくれたと思います。

わくわくするものが見えたらそちらの方角へ舵を切る。冒険する範囲を少しずつ広げていきたい。

たとえ制約があったとしても、選択肢をつくることとそれを選びとるのは、他の誰でもなく、いつでも自分自身なのだと思うのです。