こんにちは🌞
早いもので9月も半ば。。
今年も残すところ3ヶ月を切りました。😂
さて、アレクサンダー・テクニークの教師資格を取るための実習レッスンを始めました!(がんばろー)
30分×10回(3ヶ月以内に)、それを5人の方にレッスンします。記念すべき1人目は、親愛なるクラリネッティスト。
わたし自身、受けてもらえてとても嬉しく、どんな事を一緒に探究できるのか、わくわくしています。
今回は、さっそく1回目のレッスンでの学びを綴ってみようと思います。
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彼女からのお題は、とある曲を題材に、
・跳躍が吹きにくい箇所
・ブレスがもたない箇所
を解決したいというもの。
まずは吹いている所を見せてもらいました。
ほぅほぅ。
・前後に歩いて、バランスを取っているらしい。後ろに行く時には、左ではなく右の脚、足に重心が移っているみたい
・後ろに数歩歩く間に、ほんのすこし頭も後ろに倒れていき、背中が狭くなり、肋骨や腕、指に制限がかかっているようだ
・フレーズの終わりに差し掛かる所での頭、首のあたりの緊張と、ブレスを素早く吸って、頭、首のあたり、全体への緊張)が見える
...見ていると情報はやってきます。
そして、早く何か言わなきゃ、ここがピンポイントでこうなっているね、と、、"待てない自分"の存在に気付きますが、へぇへぇ〜と思いつつ(笑)、
代わりに、ただただ、彼女が何をしているのかに興味を持って全体を観察をしてみます。
ちなみに、その日のテーマは、自分にも「好奇心」、相手にも「好奇心」をもってみよう、でした。笑
ひとしきり吹いてもらい、「吹いてみてどんなかんじ?😊」との問いかけに、「やっぱり音が出にくいところや吹きにくいところがあったなぁ〜〜、、この辺とか。」と言う彼女。ほぅほぅ。
私から問いや実験を投げかけてみます。
・実験
楽器を吹きながら、心地よいスピードで歩き、彼女自身に歩くときにしていることを観察してもらいます。前へ歩く時、後ろへ歩く時。脚、足が受けている重みはどんなふうに変わっていくのか。全身の動きがどんな風に変化しているのか。
楽器を吹くのをやめて、同じことをやってもらいました。いろいろ試しながら、
「前に行く時はそうでもないけど、後ろへ歩くときは頭も一緒に後ろ側へ行ってしまうみたい。」ということに気付いてくれました。ほー😊
・提案
そこで、アレクサンダー・テクニークの頭と脊椎のはなしを。AO関節(頭と脊椎が出会う関節)は、耳の穴、鼻の下から線を引くようなイメージ。そこから軽く頷いてもらいました。わたしが手を添えて、ほんの少しだけ、繊細に動いてもらいます。
すると、「え!?あれ?数センチ下のところからいつも頷いてたー!笑」と驚く彼女。
それから目線から誘導して左右にも頭を繊細に動かせてもらいました。
「なんのストレスもない・・・・・」
新しい感動を味わっているようでした。なんと素敵。。
おまけに、ロールダウンをやって背中の広さや、腕もぶら下げられること味わってもらう。スッと戻ってきたら、すっきりした表情に!笑
それから、また吹いてもらいました。
身体全体が先ほどよりもしなやかに動き、息づかいに余裕ができました。
・・・その変化に2人で存分に喜びました。笑
他にも色々とレッスンの中で試したのですが、それはまた今度。。
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アレクサンダー・テクニークのレッスンで学び、日々わたしが体験してきた事。
他の誰でもない、自分の心身を知っていくこと。
自分自身の力で調整したり、選択していくことができること。
小さな気づきや、成功体験の積み重ねによって、変えられないと思っていた習慣も変えていくことができるという事実。
スキルの受け渡しだけではなくて、それも良いけど、気づくプロセスもなかなか楽しいんだよ〜こっちの選択肢はどう?と提案するレッスンができたら。。
音楽も人生も正解がないように、この学びにも正解はないと思っています。
知らない事もわからない事もまだまだある。それでもすべてひっくるめて好奇心をもって学び続け、人と関わることに還元できたらな。
はじめてのレッスンですてきな瞬間を共有できて、レッスンを受けてくれた友人に感謝&ハッピーなのでひとまずお祝い🍰笑
もっとこうしたいな、こうなりたいな、も浮かんできたので、また取り掛かってみます。おしまい。